選挙ポスターについて
どうもおかしい、市が設定している選挙ポスターの金額はあまりに高額だと思いました。
公的補助を受けられるとすると、一枚のポスターが2500円以上してしまいます。
特別な有名人のポスターでもそんなにはしないでしょう。
選挙区内に150箇所の掲示板があるとすると、37万5千円になります。
条件にもよりますがこれが公費で負担されます。 これはおかしい。
それで選挙管理委員会に問い合わせてみると、この選挙ポスターの経費について分かってきました。
どうもこれにはデザイン料、レイアウト料が入っているというのです。
デザイン料?
正直、最初は何のことかわかりませんでした。
私はパソコンで作業して文書を作っています。
だからまるで理解できませんでした。
要するにこれは手描きで文言を決め、「ポスターを作りたい」と印刷屋さんに持ち込んで相談して、あれこれそのレイアウト、見栄えを鳩首凝議してポスターを作るということを想定しているのです。
私はと言えば、身内でパソコンとにらめっこし、あれこれ話しているだけなのですが。
もっと言えば、ここに「選挙のプロ」なんかが参加して、「こうすれば当選する」みたいなことをやって、それがここで言うデザイン料ということになるのでしょう。
いくら公費の助成があるとは言っても、ちょっとそれはやりすぎです。
「選挙はお金がかかる」などと、こんなことで言って欲しくないものです。
「選挙にお金をかけないよう、私の選挙ポスターは二色刷りです。」なんて言っている人もいます。これは全くの間違いです。
黒以外の色を使うならカラーです。
色を使うなら何色でもカラーなんです。二色刷も三色刷りも変わりません。
というか、色や紙の質なんかで値段が違うのはほんのわずかです。
そんなことより、デザインを人に任せていませんか?
それが公費負担ならとんでもないことです。
ポスターなんていくらやっても一枚が250円、それが300円とか。
150の掲示板、十分の一、3万7500円で済みます。
印刷業者さんもネットで調べれば安い所はいくらでもあります。
問題はレイアウト作業。「デザインをしてもらう」作業と言うわけです。あるいはそこにプロの写真家に撮ってもらう代金も入っているというわけです。
しかし今時、それこそ80歳のおばあさんでもパソコンを立ち上げてブログをやっているこのご時勢に、「パソコンが全く使えない」なんていう議員が必要でしょうか?(笑)
デジカメもあります。なんでそんなに金をかけようとするのか?
「自分でデザインしたわけではない」というそのポスターで、果たしてその議員の資質を有権者が判断できるのでしょうか。
もし、そういう知識がない、能力がないというのであれば、それこそ立候補する前に訓練所にでも行っていただけばいいのです。
デザインなど、子供でもできます。
ゴミ処理場でのイベント。
小学生が学校で出された「お題」について考えを巡らせて、あれこれポスターを作っていた、そのコンテストというをいつも見ます。
「ゴミを減らそう」とか「地球環境をた大事に」とかポスターのデザインを作っています。毎年やっています。
小学生がこれなのに、議員になろうという人がデザインは人任せでいいんでしょうか。
公費助成の金額はこの半額でもいいと私は思います。
それこそ現職なら、こういうものは全て自費でやるべきだと私は有権者の立場から申し上げたい。
選挙ポスター、選挙ハガキ、選挙ビラ。
選挙の印刷物関係だけで40万円近く出るらしいです。
これに選挙カーの使用などが助成されるのだとか。
もう車となると全く考えもしないです。私は必要を感じないです・・・。
・・・得票数が助成されるかどうかの条件らしいので、誰にでも出るというわけではないでしょうし、新人無所属の私に出るかは分かりませんけれども、とても違和感があります。
私はこのまま、自分で作業をして、ネット印刷で作るつもりです。
印刷代ポスター6万円
はがき 2万円
選挙ビラ 2万円
だいたいこんなものかと想定しています。これだと総額10万円。
私の見積もりが間違っていて、倍だとしても20万円。
公費助成の半額です。
安いコストで最大限いいものを作ろうと思っています。
なんなら夜中に蛍光色で光るポスターというのも許されているとかだからと、ネット注文なら安いので「やろうか」と言ったら反対されました。
「どうも印刷に対しては理解がないようなので、贅沢だなどと逆に誤解を受けるかもしれない。」ということでした。
私としては選挙の時ぐらい夜道が明るいといいかなと思っただけですが。
傍目からみればお金がかかっている選挙に見えたらいいかも知れません。それでいて実は安いんだと。
それはそれでお褒めをいただいたようなものだと思います(笑)。
市政でもこういう節約が私にはできると感じました。
そして使うべきところにお金を使えばいいと思っています。
もちろん、「節約する」のは、他に使えるからです。