支持基盤の話・・・
なんとも不思議な話。
選挙区があるわけでもない市議選で、なぜか「ここの地盤には別な候補者がいる。この地区から出てはくれるな」なんていう、圧力を受けたという話を聞きました。 しかも所属政党が同じというわけでもありません。ちょっと眉唾の話。
ある方のブログです。
私は選挙というものにこれまで候補者としては縁がありませんでした。全くのシロウトです。
だから今日は興味深いものとしてちょっとこれを考えてみます。
正直、私はそんなことは信じられないと思いますし、選挙違反みたいなそんな脅しをかける人が今時どこにいるかと思います。だから、「こんな旧態依然たるものが・・・」なんて話は空想にしても失礼な話です。
しかし、このおかしな話には実はひとつの隠された「本当のこと」があるのかも知れないと思ったのです。
それは「組織票にとっては無党派層が脅威」ということ。
決まった支持者、支持政党がいるというのに、別な人が立候補してそちらに流れてしまう、だから邪魔だなんてことはあまりないと思います。
そうすると何が「邪魔」ということなのでしょう。
ある地区で、いつも組織票のために同じ人が必ず当選していたら、その地区の他の人たちはいつも結果が見えている感じになる。
だからいつもの決まった顔ぶれに少し飽きてしまう。そして棄権することになります。
しかしもし新人が出てくれば、普段その棄権していた人たちが投票行動をするようになるかも知れません。
それでもともとの候補者が落選することはないにしても、それで投票率は上がってしまう。つまり全体として当選のラインが上がってしまうことに。
組織票に支援されている候補にとってはだから邪魔になるということなのでしょうか。
だから、組織票に守られた人たちは新顔の登場を嫌うのだと・・・・。
与党にしろ野党にしろ、組織票のあるところでは投票率が上がってしまうというのは困ることなのでしょう。
思えば昔、そんなことを言ったとニュースになったような気がします。
普段は棄権をしていたりして、実体のつかめない得体の知れない有権者、無党派層こそ、みなが恐れているということなのでしょうか。
私は棄権こそしませんでしたが、日頃から阻害されているような気持ちの普通の有権者がいることは想像ができます。
しかし政党や団体と関わりのないごく普通の市民、有権者というのはたくさんいると思うのです。
そういう人々こそ、本来は選挙の時ぐらいは声を出して欲しい大多数なのだと私は思うのですが。
投票は政策や能力で選んでいただきたいものです。
こういうことは、それは与党や大政党に限らないと思います。組織票という支持基盤の問題。
投票で判断をする普通の有権者より投票を確約をしてくれる支持者だけを念頭にした選挙だとしたら、ちょっと違うように感じます。
私は門外漢の新人、無所属として、少しでもこういうことに風穴を開けられたらいいとは思います。
「自由で明るい投票、選挙」 昔からの標語を思い出しました(笑)。