選管から聞いた話、公正さ
新人として、謙虚に選挙というものを考えていきたいと思っています。
初めてということもあり、選管には何度も足を運んで色々と教えていただきました。
事前審査が終わり、封印をしてもらい、いよいよ告示日まであとわずかということになります。
選管から聞いた話で印象に残ったことがあります。
「こういう選挙の規定やルールは古いものだから、今の実情についていっていない部分がある」というお話です。
よく言われるのが「ちょうちんは何個まで」という記述です。
今時、選挙運動に「ちょうちん」を使う候補者などいるのでしょうか。
私は一度も見たことがありません。
かつてはそういうことがあったのでしょう。
しかし、これを「目立つための仕掛け」と考え直すと、「過剰な仕掛けはよくない」ということになります。だから「アドバルーンはダメ」ということがわかります。
選挙運動はあくまで政策や主張を戦わせるべきものだという原則が見えてきます。
「ちょうちん」という表現は古くても趣旨は一貫しているのです。
そして印刷費用の公費負担についてです。
これが公費で負担される趣旨というのは、「金銭的に余裕がなくても立候補ができるよう選挙の公正さを確保するため」、というものです。
しかしどうでしょう。
今の時代、経済効率が非常に高い時代になりました。印刷費の公費負担の趣旨は今の時代に合わなくなったような気がします。
ネットが広がり情報発信の形も多彩です。
私の場合、わずか1万7千円で4千枚の選挙ビラと140枚の選挙ポスターを作りました。
それは極端なケースとするにしても、これを漫然と30万や50万で公費負担させ、それで公正さが確保できていることになるでしょうか。
果たして「公正な競争」ができているでしょうか。
それこそ、そんなことで、市政にどんな能力を発揮できるというのでしょう。
確かに選挙関係の規制や規定は古く、現在の実情に合っていないと思います。
それでもその趣旨だけは忘れず、有権者が公正に自分の権利を行使できるようにしてゆきたいものだと思います。
このホームページもまたひとつの私からの発信です。
告示後は、このページをできるだけ多くのウチの市の有権者の方々がここに目を通してくれることを願ってやみません。