控訴審即日終結の日の模様 (改訂)
これはあくまで原告の私から見た期日、先日のご報告に過ぎません。判決はまだ先のことですから、私からそのことにつき何か言えることでもありません。
当日の模様。
即日結審となった日、私は、こうなればできれば二回目ぐらいは弁論の機会があってもいい。そんなことを考えてその方向でいろいろと主張はしてみました。
そういう私からの主張は少なくとも即日終結ではない方向だったので、星野前市長側からすれば渡りに船だったと思うのですが、これに彼らが乗るようなありませんでした。
確かに乗ってくれれば、私からは色々と追求できたとは思っていたので、ヤブヘビになるとお分かりだったのかも知れません(笑)。
結局、裁判官の判断も「今回、星野前市長への尋問は必要ない」ということになりました。
そして結審、議論は終結したことになったのでした。
あっけない終結でした。
それにしても、市から職員の方が何人も見えていましたが、みなさん暗いお顔をしていたのはどういうわけだったのでしょう。国分寺市のお金が返ってくる裁判なのですのに(笑)。
しかも、どうしたわけか議員でいらっしゃったのはわずか一人でした。
緊張されていたのかご挨拶はあまりできませんでした。確かにこちらは原告住民としてもはや二年も付き合っています(笑)。慣れの違いなのでしょうか。
星野前市長は来ていました。
が、なぜか市側の職員ら、その開廷を待っている側に寄って立っていらっしゃいました。
我々市民とは正反対の位置です(笑)。
これ、普通ではありません。正直、そういう印象を受けました。
ごく普通の市民感覚で、例えば市民が市税を滞納などして裁判になって、果たして市側の職員へと寄って立つなどということがあるでしょうか。
今回は巨額の4億5千万を市に穴を空けた前市長です。それが、市側のグループ、その一員のように寄り添ってお立ちになっておられたのです。
まあ(笑)、星野前市長の答弁もそうしたものでした。「市から補助参加人の通知を受けたが断った。『市に任せておけばちゃんとやってくれるだろうと思った』ので。(参加しなかった。)」と、今回、そのような陳述が星野前市長から提出されています。
「ちゃんとやってくれる」って、争っているのはあなた自身の違法行為についてなのです(笑)。
我々市民が、税金を滞納したりあるいは市に損害を与え裁判になって、「市に任せておけばいいと思った」などという説明が通るでしょうか。
確かに、住民訴訟の場合には、「相対」、つまり、「住民が前市長に請求させたいのなら市はそうしない側となって答弁する、住民とディベーとして結論を司法に委ねる」、そういう形式を取らざるを得ない。そう考えてもいいと思います。
しかし、たとえそういう構造があったとしても、その態度を見れば、まるで前市長は誰かが弁護してくれる、自身の責任は逃れられるようにしてくれる、そんな態度に思えました。
私はあまりに納得がゆきませんでした。
市長は、いったいどんな特権階級だというのでしょうか。
この点は少し憤慨を隠せませんでした。
正直、こういう、市民に誤解を与える態度は止めたほうが宜しいかとは思いました。