泥亀 けんぞう のページ

東京都国分寺市住民訴訟原告のブログ、   私物化された市政を正す

駅前再開発について 明るい話

 国分寺駅北口再開発事業は、すっかり姿を変えました。前市長が違法行為をした理由も、痕跡すらありません。前市長への求償というのが残っただけです。今と計画はまるで違うのです。何の意味もなく市の6億3千万円が消えています。

 

 

 さて、この国分寺駅北口再開発事業の実際の中身は、どうなんでしょう。

 市民のみなさんの意見などは吸い上げられたているのでしょうか。

 無事に商業テナントが埋まり住宅への入居もされてます。

 

 私は、どうも国分寺市は、お隣の小金井市の駅前を参考にされていたと思うのです。

 だとしたら、発想に欠けるものがあったのではなかったかと思います。

 

 

 私は、国分寺駅の北口、その駅前再開発は「二子玉川」を大いに参考にするべきだと思っています。

 それもまだ遅くはないかも知れません。

 

 

 

 ちょっとマルエツから振り返って駅正面を見て、駅のコンコースを丸井を抜けてどんどん先へと進んでみてください。

 その先ではロータリーの工事が進んでいます。

 もっとこのコンコースを延伸してゆけばいい。

 

 その先に大きな市民ホールでもあったらどうでしょうか?

 いずみホールもよいホールですが370人の収容能力しかありません。

 12万人の自治体として、駅前に大きな市民ホールがあればいいと私は思います。

 

 あるいはここに新興の、それこそIPOを果たしたようなIT企業の本社ビルでも誘致できませんか?

 

 二子玉川の駅前開発では楽天の本社を誘致したのです。

 

 

 議員の方でも市の職員でも、一度でも二子玉川を参考にされたことはあるでしょうか。

 ウチの市はもはや「武蔵野の片田舎」ではありません。緑があり都市機能がある充実した自治体のはずです。

 こういうことにどうしてもっと情報を集め、人の話を聞けないのか。

 

 もし、まだスケジュールの変更が出来る猶予があるというなら、私はここは意見を申しあげてゆきたいと思っています。

 

 

 「二子玉川国分寺なんてまるで違う」と思われるでしょうか。

 それなら、もうひとつの事実を申し上げます。

 二子玉川国分寺は、「国分寺崖線」でちゃんとつながっているのです(笑)。

 

 

 

 駅のビルに入った市民ホールをリオンホールとするのは別に悪くはありません。「ネーミングライツ」でしょう。

 でも国分寺にひとつの上場企業本社だけと決めつける理由はありません。

 こういう誘致をすればいいのです。行政は少しでも活動をすべきです。

 

 

 選挙で色んなところを回っていると市民の声を聞けます。

 明るい、希望のあるお話もできたらと思います。

 まだその機会は少ないですけれども。

 

 

透明性の確保、説明責任について

 難しい話ではありません。

 市の広報、市議会だよりについて考えてみてください。

 

星野前市長の事件から損害賠償金の支払いとなり、そして本件の住民訴訟勝訴判決となりました。


 執行長の市長をチェックするのが市議会ですが、それができなかった後悔、後ろめたさが議会にあったかもかも知れません。

 いくら法的な見識に欠けるとは言え、法律相談のまとめだと見せられて「このように弁護士からは訴えられても負けることはないと言っている」などと助役から言われて、つい納得してしまったかも知れません。
 また、星野前市長は背後では専決処分というものをチラつかせていたフシもあります。

 私は、議会がこのような市長部局との駆け引きの中で、打算的に条例可決という協力をしてしまった部分があると推論しました。それだからこその全会一致の可決でした。

 「国分寺市議会は議会の権限を守ろうとした」と言えるのではないでしょうか。

 それは地方自治を守ろうとしたとも言えます。

 執行の長は市長です。

 

 
 だからなおさら、この損害賠償金の支払いについて当時の議員らが積極的に説明責任を果たそうとしなかったことには問題があると思います。


 議員は、批判を怖れるべきではない。正面から受け止めればよいだけではないか。
 私はそう思います。


 調べ上げた証拠と議事録から、議会はやはり星野ら市長部局に「動かされてしまった」というしかありません。
 しかしもしこれを「議会の失態」と受け止めるあまり、正面から向き合うことを避け、また口をつぐむようであれば黙っているわけにはいきません。



 議会は「市議会だより」や市の広報で詳細な経過説明や、住民説明会の開催などをして市民に説明すべきでした。

 議会に条例を可決した後ろめたさがあって、前市長の請求には住民訴訟を待つしかなかったとしても。




 こういう市民への説明責任を果たすこと、透明性の確保ということも、私の政策目標です。


 

 

政策の練習問題 (イジメ問題)

 昔から子供の教育問題に熱心に取り組んでおられた方がいて、少しご指導をいただきました。

 

 私の政策は何かということで、「コンプライアンスです」、「法を守って政策をするということです」と申し上げました。すると、

 例えばイジメはどうするんだ、虐待はとおっしゃられるので、「通報させます」と申し上げました。

 すると、「そればっかりじゃいかん。教育委員会の顔だってある、教育委からしたらそれはやめてくれということになる。そこはやはり教育ということなんだ。」そのようなご主張でした。

 残念ながら私はそれを全て認容することはできませんでした。

 

 

 例えばイジメの発生、それは簡単なことで「予防」することができると思っています。

 それは、

 

 教員に守秘義務を徹底させること

 

 で可能です。

 

 ご両親は、教員・教師に児童の個人情報を不用意に漏らさせないようにしてください。

 両親のこと親戚のこと、それこそ児童個人のこともよく注意すべきです。

 イジメの大半は、教師が不用意にその児童の個人情報を他の児童やPTAに漏らすことから始まります。

 

 今どき、企業なら「個人情報の漏洩」は事件です。

 

 こういうこともコンプライアンスを高めることで対処できることだと思うのです。

 

 これはイジメ被害の経験がある方ならきっとわかるでしょう。

 イジメや児童間の暴行などには迅速に対応し通報もすることは当然ですが、そもそも個人情報をやたらと流す教員はいます。

 

 あいつは受験に失敗した、コンクールで落選した、親が議員だ(笑)。

 

 児童らに教員が不用意に漏らすのです。

  

 もちろん、「全部予防できる」などとは言いませんが。