有権者の選択とは
市議会議員選挙で「有権者の選択」とは何でしょう。
投票は人気投票ではありません。
議員を選ぶのが選挙です。
そうすると、ひとりを選ぶような市長選ではないですから、数十人の議員を結果として選ぶのが選挙ということになります。
それに対してわずか一票の投票ってところ、私はちょっと少ないと感じていたのが正直なところです。
「この人にはやってもらいたい」という人に票を入れるなら、私は一票だけでは足りないと感じていました。
そう考えると、選挙とは、自分が信頼できると思った人や当選して欲しい一番の人に投票するものでもないのかも知れません。
例えば、ある候補者が他から抜きん出てトップ当選していたとしたら、それは単純に「絶大な人気がある」というものではないかも知れない。そこには隠れた民意があると思うのです。
「他に相応しい人が誰もいない」「この人だけは絶対に落とすべきではない」「他の候補者はみな似たようなものだ」と。
この場合、有権者には今の議会に不満があると思うのです。
トップ当選した方が大量の票を集めてしまい、それ以外の方々はわずかの票差で競う。
そうするとトップ以下は誰がなっても僅差、たいして差はないと言うことになってしまいます。
組織票がものを言ったり、ひょんなことから当選しちゃう人がいたり。トップ当選の方以外はあまり評価されないところで明暗を分けたというだけ。市民の選択としては軽い。
今の議会には不満だ。それを有権者は議会に知らしめたことになります。
つまり、「誰を当選させたいか」でなく、「自分は誰に入れるべきなのか」と考える。「この人は票を集めるだろうから自分は次のグループから選ぶ」そんな風に考えるといいのでしょうか。
自分の票はひとつしかありませんから。
そうすると最終的に何十人かの議員が当選するわけで、その全体の結果を読みながら投票先を選ぶことになります。
私も少なからずそういう投票をしてきましたが、なにしろ「秘密投票の原則」というものがあります。私は人とこういう話をした覚えがありません。
少し選挙の無駄話になりました。ブログならではのお話(笑)。
ともかく、選挙カーで名前を連呼するのは意味がないとは思います。
統一地方選は前半戦投票日だそうです。