泥亀 けんぞう のページ

東京都国分寺市住民訴訟原告のブログ、   私物化された市政を正す

今回敗訴した市が、もし控訴するなら今の議会が承認することになります

 今回の地一審判決が出て、市側が控訴するのか、どういうことになるかはまだわかりません。

 申し訳ないが、公職選挙法のことがあります。どの市のことかはここで申し上げることはまだできません。

 

 ともかく、しかし、ウチの市が「ウチの市にカネが戻ってくることは間違いである」として(笑)、控訴するというなら、それには議会の承認が必要です。

 もちろん控訴には「控訴の理由」が必要となります。

 

 それを果たして訴訟上はともかく、市民に納得のゆくものとすることができるのでしょうか。

 

 「今回の一審判決が不服」とすることは、言ってみれば「ウチの市にカネが戻ってくるのは嫌だ」ということでありますし、一審の判決の内容を見てこれに不服ということは前市長の違法行為を擁護することに他なりません。

 

 なぜなら、前市長の違法行為の事実認定はされていますから、「違法行為を擁護する」という以外には高裁で争うことはできないことになるからです。

 

 

 遅くとも現市長は4月25日まで控訴するか決めることになりますが、この控訴については改選議会ではなく、今の現職の議会と議員が承認するかどうかの判断をすることになります。

 

 この点、有権者の皆様には注目していただきたい。

 まさしく今回の選挙の争点となって当然だと私は考えていますが、これまでのこの件に対する他人事のような扱いを見るとどれだけの候補者が取り沙汰するでしょうか。

 まだ告示前ですのでそれはわかりませんが。

 

 ともかく、「責任ある政治」という言葉を見守るしかありません。

 

 

 

 これまでウチの市は何度もこうした裁判に負けているようなのですが、議会はいつも「弁護士さんがやることだから」とか「訴訟のことだから」などと、無責任に追認してきた気がします。

 しかし、いくら弁護士に任せているとしても、議会が何も判断をしないということは決してあり得ません。

 一般的には「判決が出るまでコメントは差し控える」とか、「判断は控える」などとよくそのような言い方がありますが、それはただのマスコミ向けの方便でしかありません。

 まさか議会が、もしそのような認識でいるとしたらこれは全くの間違いです。

 

 控訴する判断を承認するということは、議会はこれを認めたということになります。

 

 判決では市側弁護士が主張したような「議会の責任」 などは認定されてはいませんので、議会は「前市長への責任を追及させたくない」という判断をすることになるわけで、まるで不可解なことになります。

 

 

 法は万人のものです。

 その下で我々は市民生活を営んでいます。

 「係争中のことだから判断しない」などと丸投げして知らん顔、議会がそのようなことでは困るのです。

 

 

 私は立候補をします。

 そして、こうした傾向を必ず改めていただく。

  私はやることをやります。空虚な宣言や言葉だけの約束はしたくありません。