国分寺市長の控訴について
一審東京地裁での判断を不服として東京高等裁判所に市側が控訴したのです。
実はこれは想定内のことでしたが、井澤市長にあっては「やはりこうするしかなかったのかな」という印象はあります。
もちろん一審が不服なら控訴することは当然の法的権利です。
何も不当なことではありませんし、ましてや「星野市長への債権を放棄する」などという驚天動地の違法性の高いことを議会決議するわけではありません。
ぜんぜん普通のことです(笑)。
ただ、これがこと住民訴訟や市の財産に関することとなると悩ましいものがあります。
国分寺市は態度としては、「いや、我が市の財産など取り戻したくない」という主張をしていることになってしまいます。代理人弁護士の主張を読めばどうしてもそんな感じは受けてしまいます。
しかし、逆にもし「政治判断をする」というならどうでしょうか。
先日は安倍総理はハンセン患者に関する訴訟を控訴しないことを決断しています。
政治判断となると、やはり並大抵の政治家では無理なのかなという気がします。
つまり、あくまで井澤市長としては控訴審である上級審で判断してもらい、確定させたい。
政治的なものとならないよう、司法の判断を受けて事務的に前市長星野へ請求することとしたい。そういうことなのだと思います。
ごく普通の判断だと思います。
ともかく、控訴されましたので、原告としては文書をまとめ、提出をしています。
時間がかかりましたが、いよいよ判決確定ということになると思います。
参議院選挙です。
国民の判断が試されることになります。