控訴は井澤市長と現職、改選前の議員の承認です
現在、他の候補者からこの件にどんな言及がされているでしょうか。
特に現職の方には、どうぞお話をいただきたいと思います。
もし控訴し、「国分寺市にお金が返ってくること」に対して控訴するとすれば、任期が4月末までの現職議員らの承認が必要になります。
井澤市長と改選前の議員らから、控訴の理由を説明していただく必要があります。
もともと、損害賠償金の支払いについて、当時の議員らが何も説明をしようとしなかったことには疑問がありました。
執行の長としての市長に対するチェックをする立場の市議会が、それができなかったという後悔が当時の議会にあったかも知れません。
法律相談のまとめを見せられて「このように弁護士からは訴えられても負けることはないと言っている」などと助役から言われて、しまえば、つい納得してしまったかも知れません。
また、星野前市長が背後で専決処分というものをチラつかせていたフシもあります。
私は、議会がこのような市長部局との駆け引きの中で、打算的に条例可決という協力をしてしまった部分はあると推論しています。
それだからこその全会一致の可決だったと思います。
その上、執行の長、権限があるのは市長です。
しかし、いくら国分寺市が法的な見識に欠けるけらいがあるとは言え、市議会だよりや広報で賠償金の支払いについての説明は全くありませんでした。わずか一行、小さく賠償金の支払いがあったことが載っただけです。
これはどうでしょうか。
今の選挙戦で様々な主張をされている候補者の方々にしても、批判を恐れてこれに沈黙すべきではないと思います。
議員ならどんな批判があれ、正面から受け止めればよいだけの話ではないか。
私はそう思います。
しかし、私が住民訴訟を提起するに至っても、まだ相変わらず「これは係争中のことだから」と議会では議論はされず、ただ傍観するだけの議会でした。
現在では当時に関わった議員は3分の1ぐらいしかいないのです。
今回、判決が出るという話があっても委員会では質問はしないこととされ、またおかしなことになりはしまいか、私はそれを懸念しているのです。
私は伊達や酔狂で住民訴訟などに二年も関わってきたわけではありりません。
これが私が今回、立候補している直接の動機です。
私は市が代理弁護士の言うがまま、よく検討もせず控訴してくると想定し、判決日が決まってから次の主張のための証拠調査をはじめました。
「星野前市長の膨大な数の専決処分」、つまり星野前市長の専横の記録です。これを取り寄せたその帰りでした。
星野前市長の選挙ビラなどは選管が管理しています。
帰りに選管に寄ってみると、市議会議員立候補のための説明会があったことを知りました。
私は資料をもらい、その時初めて、立候補するかどうかを考えたのでした。