子供は子供の世界に、とは言っても・・・
学校というのは子供にとって大事な場所です。
色んなことを学んでゆくうちに子供は自分の目を身につけてゆきます。学んだことにぶつかり悩み、色々な摩擦のうちに自分の価値観を身につけてゆきます。
教員の方は、子供に不用意な干渉をしないよう注意されていると思います。
だから、地域や行政としては「学校」という箱を考えるべきなのであって、むやみに入り込むことがいいとは思えません。
「地域社会と子供たちの触れあい」などと言われたりしますが、それはあくまで「地域社会と学校との接点」ぐらいにとどめるべきだと私は思いますし、学校が充分に機能しているか、それを考えることの方が重要だと思います。
ごく最近あった事例ですが、先の参議院選挙で選挙運動に児童を使ったことで選挙違反が指摘されました。
これも「子供に対するいたずらな干渉から子供を保護する」という眼目があると言えます。ましてや政治的な主張というものは大人が責任を持って判断する類のものです。子供に押し付けてよいものではありません。
子供は子供の世界に。
ところが、逆になかなかそうはゆかなかいという現実もあります。
今はネットというものあり、世の中は情報に溢れています。
しかし、これにはひとつヒントがあります。
こういう成長期の子供への余計な干渉から子供を守る方法があります。
それは、
「子供を早めに大人にしてしまうこと。」
「たとえ子供でも一人前の人間として扱うこと。」です。
「児童だから」などと子どもを特別扱いしてはいけないのです。
暴行やイジメ、虐待などの事象があれば躊躇なく通報し、社会のルールに諮った対応をするのです。